福岡県に実在し「最恐の心霊スポット」とも呼ばれる「旧犬鳴トンネル」と、最近話題の都市伝説「犬鳴村伝説」を融合させたホラー映画『犬鳴村』。
この記事では、映画を分析して「犬鳴 村 ネタバレ」をお届けします。まだ観ていない方や結末を知りたくない方はご注意を！
「犬鳴村」のあらすじ
臨床心理士の森田奏の身に、ある日から次々と不思議な出来事が起こり始める。
奇妙な童謡を口ずさみ始める精神を病んだ女性。失踪した兄。そして次々と起こる奇妙な死…。そんな中、森田奏が居合わせたある女性が突然亡くなる。その女性は亡くなる直前、「犬鳴トンネル」の向こうの町や心霊スポットについて語る。
女性の発言がこれまでの奇妙な出来事と関連していると感じた奏は、謎を解くために「犬鳴トンネル」へ向かうことを決意する。そこで奏が目にする、決して入ってはいけない場所、驚愕の現実とは？
犬鳴 村 ネタバレ
不審な死や不可解な出来事が次々と起こる
とある病院に勤務する精神科医・森田奏。彼女の患者である幼い良太郎は、最近悪夢に悩まされているらしい。よくよく聞いてみると、「言わないでって言ったのに」など奇妙なことを言う。「あのママが（言ったの）」「ママが悲しむよ」。
そして奏は、良太郎が誰もいないはずの場所に手を振っているのに気づき、「あのママ」の幽霊を見る。
その直前、奏の兄であるユマと恋人のアキナはある場所にいた。心霊スポットとして有名な「犬鳴村」だ。最初はユマと離れられることにわくわくしていたアキナだったが、恐ろしい出来事に遭遇してすぐに混乱してしまう。
それからというもの、彼女は不気味な絵を描いたり、奇妙な童謡を口ずさんだりするようになる。トイレに行くと言って部屋を出て行ったアキナは、二度と戻ってこない。兄妹がアキナを探している間、アキナはユウマに連絡し、鉄塔から飛び降り自殺する直前にそこにいると伝える。ユウマの体に転がる。しかし、結局、溺死していたことが判明する。
カナデの祖母の秘密
その後、ユウマはアキナの死を調べるために犬鳴村に戻る。3人の仲間も同行するが、彼らは去ってしまう。ユウマは、ブロック塀をよじ登ってトンネルに入る。弟のコウタは車に隠れながら、ユウマの後を追う。
コウタは、ユウマがブロック塀をよじ登ってトンネルを出ようとするのを助けようと壁をよじ登るが、2人はトンネルの中で消えてしまう。
その後、かかりつけ医の山辺が病院に運ばれ、ベッドで溺死する。ユウマの友人3人がトンネル近くの電話ボックスで死体となって発見される。
カナデの母は父から極度の冷淡な扱いを受けていた。彼女は疑念から母方の祖父の家を訪ねる。彼女は祖父と亡き祖母の思い出を語り合う中で、思いがけない事実に気づく。
祖父の生家は幼い頃に放棄され、祖母も幼い頃に残されたのだという。また、彼女は幼い頃から他人の妊娠や死を予感できる不思議な才能を持っていた。カナデはこの話を聞いて、幼い頃に祖母と若い男の姿を見たことを思い出す。
犬鳴村の忌まわしい過去
祖母の墓参りに行ったカナデは、幼い頃に見た謎めいた若い男に出会う。彼はカナデに見せたいものがあると言い、彼女をある場所に連れて行き、犬鳴村の昔の時代を描いた映画を流す。
それは、農作物の栽培には適さない荒涼とした土地で、野犬を狩り肉にし、毛皮を生活必需品として使っていた農民たちの生活記録だった。
しかし、ある企業が村に進出すると、すべてが一変する。彼らは犬鳴村に関する偽の情報を流し、近隣のコミュニティとの連絡を絶った。村の女性たちが犬と性交しているという噂さえある。
犬鳴村の村人たちが社会的地位をすべて失った後、ある企業の社長が村の場所にダムを建設することを決定した。カナデはビデオを見て、その社長が父方の祖父であることを知る。
「この悲劇を止められるのはあなただけだ」と若者は彼女に告げ、彼女はその夜、彼と一緒に犬鳴村に行くことを決意した。
カナデは犬鳴村へ旅しながら、行方不明の弟のコウタと兄のユウマも探す。
犬鳴村の村民とは? しかも血は受け継がれている…
旅の途中、犬に襲われた奏は、兄と弟が監禁されているのを発見。眠っている犬の後ろの柱にぶら下がっている檻の鍵を見つける。
奥の部屋から女性のうめき声が聞こえてくる。同行していた青年が駆けつけると、疲れ切った女性と、その横に横たわる新生児を発見。
青年は奏に赤ん坊を預ける。それでも母親は「赤ちゃんを返して」と叫び、なすすべもなく手を差し出す。青年に励まされ、奏は兄とともに村を出ようとするが、トンネルを抜ける途中で女性が兄を捕まえる。背後から獣と化した農民たちが襲い掛かってくる。
女性はもう普通に話すことができず、その容貌はたちまち非人間的なものに変貌する。彼女は歯で兄の腕を噛む。兄とともにトンネルを抜けたカナは、家の前で気絶し、少年は「私たちの子供を守って」と叫ぶ。
少年は外にいる赤ん坊に気づき、家に入り、赤ん坊を連れ込む。カナや兄の姿は見えていないようだ。
カナの母方の祖父母は少年と赤ん坊である。
その後、兄の遺体が発見されるが、2つの遺体は足にくっついていて、ほとんどが骨だけになっている。
その結果、事態は収束し、カナの患者である良太郎は退院する。病院を出る彼の隣には「あのお母さん」がいた。カナデが振り向くと、彼の口が開き、牙が露わになる。
まとめ
怪談ファンの間では「犬鳴村の伝説」は絶対的な伝説です。日本のホラー界の重要人物である清水崇が映画化したので、ホラー映画ファンは見逃せません。
犬鳴村は実際の幽霊の出る場所と都市の民間伝承を融合させ、清水崇の世界の要素に満ちた恐ろしい冒険をお楽しみください。
